当サイトでは、作品の百合表現の濃さを『百合度』という基準によって評価しております。百合度は作品の全体評価を下すものではなく、低いからといって面白くない作品であるとは限らず、逆もまた然りです。「作品中にどれだけ百合要素が多いか」ぐらいの指標としてとらえていただけると幸いです。
百合度は6つの星によって評価され、具体的な基準は次のように定めております。
百合度☆☆☆☆☆☆:非百合作品
百合表現が含まれていないと考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- ヘテロ(異性同士の恋愛)がメインの作品。
- メインキャラクターの多くが男性。
- 女性キャラクターどうしのつながりが極めて薄いか、存在しない。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★☆☆☆☆☆:低
百合表現が含まれているが、きわめて軽い表現に留まると考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- ヘテロ(異性同士の恋愛)は存在しないか、百合要素を上回っていない。
- メインキャラクターの大半が女性。
- 女性キャラクターどうしのつながりは存在するが、軽いものである。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★★☆☆☆☆:暗示的(低)
一定以上の百合表現が含まれているが、暗示的な表現に留まり、暗示する内容も軽~中程度と考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は、次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- 百合度★☆☆☆☆☆をもつ作品の特徴をもつ。
- 物理的な距離が近い描写がある。
- 親友以上の友好度があるという描写がある。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★★★☆☆☆:暗示的(高)
一定以上の百合表現が含まれているが、暗示的な表現であり、一方暗示する内容が百合的に重要な意味をもつと考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は、次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- 百合度★☆☆☆☆から★★☆☆☆☆をもつ作品の特徴をもつ。
- 友情を超えた関係性に関する示唆がある。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★★★★☆☆:明示的(低)
明示的な百合表現が含まれるが、軽い表現に留まると考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は、次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- 百合度★☆☆☆☆から★★★☆☆☆をもつ作品の特徴をもつ。
- サブキャラクターに百合的な感情を持つキャラクターがいる。
- 百合表現がストーリー上重要な意味を持たない。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★★★★★☆:明示的(高)
明示的な百合表現が含まれ、その表現が百合的に・ストーリー的に重要な意味を持つと考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は、次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- 百合度★☆☆☆☆から★★★★☆☆をもつ作品の特徴をもつ。
- メインキャラクターに百合的な感情を持つキャラクターがいる。
- 百合表現がストーリー上重要な意味を持つ。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
百合度★★★★★★:ガールズラブ
女性同士の恋愛がテーマであると考えられる作品です。この評価を受けた典型的な作品は、次のような特徴を一部またはすべて持ちます。
- 百合度★☆☆☆☆から★★★★★☆をもつ作品の特徴をもつ。
- 女性同士の恋愛をテーマにした作品である。
- 公式に百合作品であると公言されている作品である。
具体例については、こちらのページをご覧下さい。
ポテンシャル評価
ゲーム等によくある、主人公などの性別が選べる作品については、一律に女性キャラを選んでいるとして評価します。この評価がなされている場合は「ポテンシャル評価」という表示があります。
また、当サイトは作者様の意図を最大限に重んじるため、作者様が百合作品ではないと公言された場合には一律に評価は☆☆☆☆☆☆:非百合作品とします。しかし百合的な楽しみ方もできなくない、という作品については、実際の評価を併記します。この評価についても「ポテンシャル評価」とします。
改訂履歴
以上の基準はまだまだ完璧ではないと思うので、これから改定される可能性が高いです。その履歴を記しておきます。
- 2021/01/02 作成